雨と泪

「ちょっと待ってくれよ。一体なんだって言うんだよ。そりゃこの建物が築20年だから多少がたがくるのはわかるよ。だけどこの部屋は3階だよ。上に4階があるっていうのになんで雨漏りがするんだい。もう冗談じゃないよ。朝っぱらからボタボタしてさ。こうなったからにはハ○スメ○トさんにはタダで修理してもらいますからね。こっちは毎月たっぷり共益費を搾り取られてるんだ。」


渡る世間は鬼ばかり」の台詞っぽく愚痴ってみたが、まあそりゃひどいなんてもんじゃない。
テレビ周りが水浸し。3階にして床上浸水ですよ。この一件で5時半に目が覚めちゃいました。
連絡すると、明日直してくれるとのこと。
泣きたい。



朝、10時からの経済学の補講に出席すべく、チャリで土砂降りの中出発。
途中、お堀の辺で竹坊主らしき人物とすれ違う。すれ違いざまに気づいたから声をかけれんかったけど、バイト帰りやったんやないかな。タバコすいながら運転しとったね。
15分くらいこいだところで、行く前にコンロに火をかけたすいとんのことを思い出す。
しまった、火、消し忘れてた…。
しょうがないので慌てて引き返して火を消しに戻る。この時点でほぼずぶ濡れ。
泣きたい。



ようやく千舟町に到着するも、経済学の問題集を買い忘れていたことに気づき、遅刻覚悟で開店後の紀伊国屋で購入。そして遅刻。
泣きたい。



エアコンがんがん、全身ずぶ濡れの中で風邪をひきかける。
しかも先生の仰っていることがとんと分からん。
さらに雨のせいでかばんの中のプリントやら本やらがびしょ濡れでボロボロに。
泣きたい。