長州
「キレてる?」
「キレてないっすよ」
「いやいや、キレてるやん」
「キレてないっすよ」
「だから、キレてるって」
「キレてないっすよ、俺キレさせたら大したもんっすよ」
・・・。
切れてました、えぇ。
ついにお尻のムズムズヒリヒリが我慢ならず、思い切って病院へ行ったわけです。
少しだけ切れてたんですって。切れ痔というやつです。
まあ、それはそれは恥ずかしゅうございましたですよ。
一通り問診したあと、先生が、
「じゃあ、とりあえず診てみましょうか」
そう言われてベッドに横向きに寝かされキュートなヒップをあらわにさせられ、それを突き出せと言うんです。
そして、ケツに何やら指を入れられグリグリされたり、機械かなんかを入れられたりでね、まぁこれ以上ない辱めをうけたわけです。
部屋にいた看護婦のおねえさんが
「大丈夫ですか?」
と優しく声をかけてくださるものの、
「恥ずかしくて死にそうですぅ」
と言うのが精一杯。
「そうやね、でもこればっかりは診てみんとわからんけんねぇ」
優しくお尻をふいてくれながらおねえさんはニコニコ笑ってらっしゃる。
えぇごもっとも。
でも、でも。
おねえさん、お願い、見ないでー!と心の中で何度も叫ぶ。死にたい。
・・・こりゃ一体なんのプレイかと。
ともあれ軽症であったということで、一件落着。