帰るところ、なし

出張でダムで間もなく沈む村の民俗品を集めた資料館へ行く。
明治、あるいはそれ以前から代々伝えられてきた民俗資料がわんさか。う〜ん、すごい。
品物一つ一つに使っていた人々の生活のドラマがそこにあったんやなぁとしみじみ。
村の立ち退きは完全に終わっているみたいで、村民の方は皆散り散りになっているとか。
静かで素朴な生活と故郷を奪われた村の方の想いはどんなんやったろう。


モノをながめながらそんなこと考えてたら、ちょっとこみ上げてくるものがあった。
でも、それは決して前日飲みすぎたせいではあるまい。