菜根譚

ほりえさんつかまっちゃったのね。
「僕の年収はモンゴルの国家予算に匹敵するんだ」
なんて豪語してたのも今となっては虚しい以外のなにものでもない。
なんか、あれでしょ?賠償請求かなんかされて破産するかも、なんでしょ。




これが拝金主義の成れの果てか、なんて思ってしまう。





ふと、「人はどれほどの土地がいるか」という話を思い出す。




「もう少し土地があれば悪魔だって怖かないよ」と言った百姓に、悪魔は様々な人に変装したりしてどんどん土地を与え続ける。
悪魔の罠にはまりだんだん欲に目がくらんだ百姓は、どれほど土地を得ても満足できない。
その欲望の深さゆえに、広大な土地を手にしかけたところで自業自得的に死んでしまう。
で、結局人一人分の土地に埋められる、なんて話。
なんか、似てへん?ほりえさんに。





お金はね、そりゃ無いよりあったに越したことはないんやろうけど、決して振り回されちゃ、いかんのよね。
お金をしこたま稼いだら、今度は盗まれやしないか、騙し取られやしないか、なんてことを考えちゃう。
巨額の資金を投入してセキュリティを強化したり、人一倍猜疑心が強くなったりする。
お金無かったらそんなことせんよね。
お金あるほうがかえってしんどいんかなあ、って思っちゃう。




まあ、なんとか暮らせる程度にありゃいいよ、自分には。
器的にもそんなもんやな。