日刊実話
我が館には1階に体育館と会議室、2階に図書室と和室、3階に集会室、調理室、4階に2つの会議室がある。
夕方5時を過ぎると、窓と扉の施錠の確認にまわる。
ただ、一ヶ所だけなんとなく行きたくないところがある。
そこに行くと、なんかいやぁな気分になるの。
気のせいなんやろうけど。
「ここ、出るんよ。昔墓地やったんだって。」
どんな展開でそんな話になったか、憶えてない。
(そこに至る過程は、ここでは何の役にも立たぬのだ)
きたな。いつもの上司のジョークトーク。
軽く「ああそうですか」とながそうとした。
・・・が。
次の一言で状況は一変する。
「図書室のへんとかとくにね」
え、ちょっと待って。
今何つった?
その図書室よ、僕が行きたくないところ。
何で知ってんだい。
明日は休み。