萱町映画祭

人知れず開幕し、人知れず閉幕。


去る4月下旬から5月上旬にかけて萱町会場と衣山会場にて
ひっそりと催された萱町映画祭。今日はメモ程度に各賞を発表。


ノミネート作品から

コンスタンティン
ハイドアンドシーク-暗闇のかくれんぼ-
ヴィレッジ
CUBE
saw
インザカット

あれ、思ったより少ないな。まあ、いいや。


では、早速、

最優秀主演男優賞



キアヌ・リーブス(コンスタンティン)

該当者無しの声もあったが、あの、タバコのつけ方へのこだわりが、
とてつもなくスタイリッシュということで受賞。青島刑事のそれを超えるものすら感じる。


次に、最優秀主演女優賞



ダコタ・ファニング(ハイドアンドシーク-暗闇のかくれんぼ-)

かつての安達祐美(字あってる?)を髣髴とさせる(実際はそれ以上)、10歳にして
解き放つオーラと貫禄は圧巻。


さあ、どんどんいきますよ。最優秀助演男優・女優賞




エイドリアン・ブロディ(ヴィレッジ)

脇役(だと思う)でありながら完全に主役の二人を上回る存在感と演技。
さすが、戦場のピアニストなだけはある。息苦しささえ感じる村の雰囲気の中、
唯一コメディタッチな振る舞いをしていた彼が、実はこの作品の象徴かもしれない。


そして、栄えある栄冠に輝いたのは、こちらです。
最優秀作品賞(含監督賞、脚本賞、など)




saw

まさに今回の映画祭はこの作品のために用意されたのではないかという作品。
サスペンスかつジェットコースタースリラーな展開。
一秒も目を離せない。ハイドアンド・・・が「シックス・センスを超える
感動とスリラー」と宣伝しているが、とんでもない。sawの驚きこそ
シックス・センスを超える。
話としてはよくある犯人捜しだが、最後まで、見抜けなかった。最後まで。
キャストほぼ全員を疑った。「おまえがやったんだろ?」って。
恐怖を増幅させる音楽も、シューティングな映像効果も、全て真犯人のために
用意されている印象を受けた。



と、まあそんな具合で。賞を受賞していないCUBEも、映像、設定など、
とても斬新だった。間違いなく、sawに次ぐ佳作である。
基本的に大どんでん返しが用意されている作品が好きなんで、そんなん中心
になった今回の映画祭。そして初めての長文。最後までお付き合いいただいた
そこの奥さん、どうもです。映画一緒に見たみなさん、ありがとね。

「いやあ、映画って、ほんっとうにいいもんですねえ。では。」